点滴スタンドが不要に!|家族の見舞い&予期せぬお客さん(手術後8日目)【ガン闘病記】

点滴スタンドがなくなり、身軽になった

これまで、排泄量が多かったっため、ウロストミーの方用の大きな袋を連結していた。

日が経つにつれて、だんだんと便も硬くなり、排泄の量も減ってきていた。

 

これからはパウチ交換の練習もする必要がある

なので、大きな袋との連結をやめて、通常のパウチのみになった。

大きな袋は点滴スタンドに引っ掛けてあったので、これで点滴スタンドもなくなって、手ぶらで身軽になった。

 

家族の見舞い

今日は日曜日で午後に母親と妹家族らが来る予定になっている。

なので、午前中にお風呂を済ませておく。

体力がついてきたおかげか、お風呂も難なく入れるようになってきている。

 

午後、妻、母親と妹家族がきた。

妹家族らは、「夫婦+子供」と、「夫婦」の2組だ。

8人ほど集まったので、ラウンジを占領して、団らんさせてもらう。

 

そもそも私は妹家族らと久々に会うというのに、自分はガンになって手術して、こんな状態というのが申し訳なくなってくる。

たくさん心配させただろうなぁ。

手術の内容とか、手術跡とかを軽く説明して、今は回復しつつあることを伝えた。

 

予期せぬお客さん

家族で団らんしていると、急に来客があった。

会社の上司だ。

会社の上司といっても、自分よりだいぶ役職が上で本部長クラスの人。

普段から妻ともども気にかけてくれている人だ。

 

見舞いにくるという連絡も特になかったので驚いた。

なんだかお出掛けで近くを通ったからついでで来たとか言いながら、きっちり「お見舞い」まで持ってきていたので、たぶん嘘だろう。

わざわざ来てくれたはずだ。

お見舞いは嬉しいが、今日というタイミングはちょっと微妙で、うちの家族がいたので、お互い恐縮してしまった。

 

上司からは「会社のことは気にしないで、治療に専念しなさい」とか、「辛いだろうけど、前向きに頑張ろう」とか励ましをもらった。

軽く話をして、割と早くにお帰りになった。

 

実はこの人も過去にガンで手術をしている。

だから、ある程度気持ちや距離感もわかるのかな。

 

母がくれたタオル

「そういえば・・・」と言いながら、母がタオルをくれた。

以前、父がストーマだった時に使ってたタオルを再現したらしい。

 

パウチ用に細工がしてあって、風呂上りに使うものらしい。

パウチのくびれに取り付けると、いい具合になる。

確かに風呂上り、パウチが濡れてるせいで服も濡れて困ってたから、助かる。

次の入浴時に使ってみよう。

 

お見舞いありがとう。

皆帰って、一息つく。

見舞いに来てくれてありがとう。

 

実家から病院までは電車とバスで2時間弱くらいかかる。

まあまあ遠い。

上司の家もやや近いといっても1時間弱程度はかかる。

みんな心配してくれている。

早く普段通りの生活ができるようにならなきゃな。

 

暇な時間は小説を読もう

今日は1500歩くらい歩いただろうか。

いつも病棟のフロアを徘徊するわけだが、1週200歩くらいなので同じところを何周もしている。

若干飽きてきた・・・と思えるってことは少しは元気になってきたのかな。

 

体力が少しずつ戻ってきているせいか、起きている時間が増え、暇な時間も増えてきた。

今は空いた時間で小説を読んでいる。

病棟のラウンジにおいてあった、貴志祐介さんの「新世界より」。

文庫版で上・中・下巻あるので、読み応えバッチリ。

読み終わるころに退院できるかなぁ。

 

貴志祐介さんの本は高校生の時に初めて読んだ。

確か、「クリムゾンの迷宮」。

他にも「青い炎」や「天使の囀り」、「黒い家」など、たくさん名作があり、読み続けていた。

昔は色々な小説をたくさん読んでいたけど、最近は読まなくなってしまった。

 

入院中は暇だし、良い機会だから、久々にじっくり読もう。

 

【続く】

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