大部屋(イビキ部屋)へ戻る|病院食再開(手術後3日目)【ガン闘病記】

痛いのとかゆいのと

相変わらずおなかのキズが痛い。

まぁ、おなかの一部を切ってるので仕方ないけど。

 

腹腔鏡での手術だったので、一応開腹手術よりはマシとのこと。

キズは5箇所ある。

へその部分がもっとも大きいキズで、へそを中心に対角に小さめのキズが4つ。

寝返りをうつのも痛いし、くしゃみなんかは地獄のようだ。

 

手術後、おしっこが近く、夜中2~3時間に1回は起きて、尿瓶と向き合う。

ちなみになぜか昼間はさほど尿意はこない。

起き上がるだけでもキズが痛むので、起き上がって尿瓶と向き合うのも当然痛いし、結構つらい。

なんとか早く歩けるようになって、トイレに行けるようになるしかないな。

 

今日になって、なんだか腰回りがかゆくなってきた。

特に腹帯のあたり。

腹帯の素材が肌に合わないのかな。

とりあえず少し掻きながら、かゆみを誤魔化す。

酷くなるようなら、相談しよう。

 

元の病室(大部屋)に戻ることになった

午前中、病室を移動することになった。

今の個室から、もともと入っていた病室に戻るらしい。

またあのイビキのすごい部屋に・・・

 

とはいえ、元いた病室のほうがトイレには近い。

今の具合なら、トイレにもひとりで行けるようになりそうだ。

尿瓶卒業バンザイ。

 

同室のおじいさんに話しかけられる

大部屋に戻ってから、少し歩く練習をすることにした。

100歩程度歩いて自分のベッドに戻る。

まだ少し余裕がある。

昨日は80歩で汗だくだったので、今日は少し進歩しているらしい。

 

自分のベッドに戻ろうとすると、入口でいきなり「腹切ったのか?」と声をかけられる。

同じ病室のSさんだ。

ちょっと驚いたが、とりあえず少し話をしてみることにした。

 

なんの病気だ?とか、もう歩いているのか?とか色々聞かれた。

最終的には自分の話に持っていかれて、色々聞く羽目になった。

 

Sさんはこの病院の常連らしい。

ガンで5回手術して、毎回ここに入院しているらしい。

なぜか手術跡を見せられる。

確かに手術跡がたくさんある。

人のキズ跡を見るのはちょっといやなんですけど・・・

しかし、良くしゃべる人だ。

だがまぁ、悪い人ではないらしい。

 

30分くらい立ち話をしただろうか。

私は疲れて、だんだん気分が悪くなってきた。

まだ体力が戻ってなくて、早く寝たいんだけど・・・

 

食事再開!

今日の昼食から病院食に戻った。

といっても、ゆるいおかゆからのスタート。

あまり食欲はないが、まずは食べられることに感謝。

でも食べることですら、ちょっと疲れた。

少しずつ食べていれば、少しずつ元通りになっていくのかな。

 

食後は薬だ。

毎食後に5錠+1包を飲む。

整腸剤やら便を固くする薬やらを飲むことになっている。

今までほとんど薬を常用してないから多いと思ったけど、少ないほうなのかな。

 

リハビリがてら、検査室まで歩く

午後はレントゲン検査がある。

歩く練習がてら、検査室まで歩いていった。

だいたい200歩くらいか。

一応、行けたけど、ちょっと無理したかも。

とはいえ多少頑張れば、体力回復がちょっとは早くなるかな。

さすがに疲れすぎたので、少し昼寝しよう。

 

妻と夕飯をともに。

夕方、妻が仕事あがりで見舞いに来てくれた。

ラウンジで夕飯を一緒に食べる。

味の薄いおかゆを何とか食べるべく、佃煮海苔を買ってきてもらった。

これで少しは食べやすくなった。

 

妻から会社での話を聞いたり、自分の体調を話したりして過ごした。

 

夜は相変わらずイビキがうるさい。

4人部屋の4人中、3人がうるさい。

ん?

それって自分以外、全員じゃん。

もう慣れていくしかないかな。

 

【続く】

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