前回の診察から3週間
ついにストーマ閉鎖手術をする。
手術前日に入院すれば良いってことなので、しっかりと入院準備をして、今日を迎える。
直腸ガンの手術のときに入院しているから、今回は準備が楽でよかった。
前回使ったものを使いまわしできるし、何を準備すればいいかも大体わかっている。
入院の手続きは10時からなので、これに向けて8時過ぎに自宅を出発する。
田舎の平日の朝は車の通勤ラッシュで道が混んでいる・・・
1時間ほど車を走らせ、なんとか間に合い、病院に到着。
しかし、荷物が重いな。
今回は2週間くらいの入院のはずなので、そんなに大荷物にしたつもりはなかったけど。
病院の入院受付で受付を済ます。
今はコロナ禍にあるので、面会が制限されるらしい。
面会できるのは2名までで、事前に誰が面会するのかを申請しておかなければならないようだ。
とりあえず私は、妻と母親を面会者として登録してもらった。
受付の人から面会証を2つもらった。
面会する人は面会証を持ってこないといけないらしい。
まあでも、面会が全面禁止とかじゃなくてよかった。
妻も良かったと胸をなでおろしている。
看護師さんに病室へ案内してもらう。
今回も4人部屋にした。
直腸ガンの手術で入院したときも4人部屋で、早朝からの物音やイビキがすごかったのが印象的だが、別に問題ない。
でも静かであることに越したことはないので、なにも問題がないことを祈る。
とりあえず、病院着に着替え、持ってきた荷物を収納にしまう。
前に入院した病院よりも明らかに机のスペースが狭い。
一体、どこで食事すればいいんだろうと思うくらい狭い。
食事のときに看護師さんに聞いてみよう。
一通り片付けも終わったが、特にやることはない。
暇なので、妻と一緒に病院内を探検してみることにした。
ナースステーション、給湯室、トイレ、談話室、お風呂、一通りは見て回った。
談話室はコロナの影響で使えなくなっていた。
普段は机と椅子があると思われるスペースだが、今はただの広場になっている。
前入院した病院にあったような、大量の小説や漫画、雑誌は置いていなかった。
自分では買わないような本を読めるので、楽しみだったのだが、今回はないようだ。
ちょっと暇つぶしに不安を感じる。
夕方、看護師さんから明日の手術の時間を告げられる。
14時からの手術らしい。
それに合わせて、今日の夕飯以降は絶食になるとのこと。
水分は明日の10時までは飲んでいい。
さて、夕食の時間。
最後の晩餐かな?(笑)
どこで食事をするのだろうと思うくらい狭い机だったが、看護師さんに聞いてみると、隙間からテーブルが飛び出すしくみになっているらしい。
なるほど。
これで食事をするくらいのスペースは確保できた。
とはいえ、狭い。
特に病院食には期待はしていない。
でも、たまたま今日の夕飯は、ビーフシチューだった。
思ったよりいい感じの食事で、今後の入院ライフも期待できるレベルだった。
さぁ、明日は手術だ。
主治医の話だと、2~3時間で終わる手術とのこと。
あまり心配なこともないようだし、安心して眠ろう。
【続く】
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