直腸ガン患者(ステージ3)がこれまでに受けた検査一覧【直腸ガン判明~抗ガン剤終了まで】

こんにちは、meganeです。

 

自分はガンかもしれない、ガンになってしまったという時に、これからどんな検査をするだろうとか、結果を知るまでにどのくらいの期間がかかるのだろうと思ったことはありませんか?

 

今回は直腸ガンを経験したmeganeが最初の検査から抗ガン剤を終えるまでにどんな検査を受けたのか紹介します。

 

こんな人が記事を書いています

  • 35歳男
  • 直腸ガン摘出手術実施(腹腔鏡)
  • 抗ガン剤治療実施(半年)
  • ストーマ閉鎖手術実施、腹膜炎治療のための手術実施
  • ストーマ閉鎖後、排便障害を抱えながら生活中

 

腹部エコー検査

専用の検査装置を使って、腹部に超音波を当て、その反射波(エコー)を読み取り、画像化する検査です。

腹部にゼリー剤を塗って、プローブと呼ばれる探針を接触させると、対応する箇所の様子がモニターで観察できます。

モニターに映った映像で問題のある個所や気になった個所を画像化して、診察に活用します。

私の場合はひどい腹痛があった時にクリニックを受診していましたが、その際にいつもエコー検査をしていました。

検査の結果は1時間程度で出て、その日のうちに結果を聞くことができます。

 

実際のところ、このエコー検査では私の直腸ガンは見つかりませんでした

直腸は身体の奥のほうにあるので、エコーでは見えないのでしょう。

 

診察の中で、血便があったことを担当医師に伝えたところ、後述の大腸内視鏡検査をしましょうという流れになりました。

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直腸がん、ストーマ造設&閉鎖、閉鎖直後腹膜炎になったサバイバーのこれまでとこれからブログ

 

大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査は先端に小型のカメラを装着した管を肛門から挿入して、直腸~大腸の内側を観察する方法です。

検査結果は2~3時間で出ました。

ですので、検査したその日のうちに結果を聞くことができます。

診察の際に、内視鏡で撮影した画像を見ながら説明されます。

私の直腸ガンはこの大腸内視鏡検査で発見されました

正確には大腸内視鏡検査の際に腫瘍が見つかり、見つけた腫瘍の細胞組織を一部採取して、その細胞組織を病理検査(後述)にかけた結果、ガンと確定しています

 

大腸内視鏡検査を受ける前には腸の中身を空にする必要があります。

ですので、前日からの食事制限と当日の下剤の服用で、腸の中の便をすべて出します。

 

また、検査を受けるクリニックまたは病院にもよりますが、無痛法と普通法を選べます。

要は麻酔で眠った状態で検査を受けるか、起きた状態で検査を受けるかということです。

起きた状態であれば、カメラで撮った映像を見ながら検査を受けられます。

しかし、私は目が悪くモニターがよく見えないので、麻酔で眠っている間に検査を完了してもらいました。

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CT検査

CT検査は専用の装置に人が入り、周囲を装置が回転しながらX線を照射することで、体内の断面画像を出力する方法です。

上述の大腸内視鏡検査の際に腫瘍が見つかったため、大腸内視鏡検査を実施したあとにCT検査も行い、他の臓器への転移がないかどうか確認してもらいました。

幸い、meganeは他の臓器への転移は見られませんでした。

 

血液検査

血液検査は、血液に含まれる白血球や赤血球などをはじめとした血球や抗体などの数を数値化する検査です。

血液検査は最初の診察から入院中、退院後の受診の際にも毎回採血して、検査しています。

私が入院しているときは週に3回血液検査が入っていました。

また、手術前後、退院後も腫瘍マーカーという値をみることで、再発や転移の可能性を確認しています。

腫瘍マーカーは体内に腫瘍がある場合に数値が大きくなるものです。

ガンがある人は数値が検査の基準値の数倍~数十倍とかなり大きな値になります。

 

抗ガン剤治療をやっている最中は副作用で肝臓機能が低下したり、免疫が低下したりということがありますが、これも血液検査で確認しています。

検査結果は1時間程度で出ますので、その日のうちに結果が聞けるでしょう。

 

病理検査

病理検査は採取した腫瘍やリンパ節の細胞を顕微鏡で確認し、ガンであるか診断するための検査です。

 

私の場合は、大腸内視鏡検査と直腸ガンの切除手術後に実施しています。

大腸内視鏡検査後は直腸の細胞を病理検査し、見つかった腫瘍がガンかどうか診断しています。

手術後は直腸付近のリンパ節の病理検査を行い、リンパ節への転移がないか診断しています。

 

病理検査で使用する細胞は、大腸内視鏡検査や手術の際に採取した細胞を使用したので、追加で何かするような検査ではありませんでした。

 

検査結果が出るまでにはおおよそ2週間程度かかります。

同じ病院内で病理検査ができるような大きな病院であれば、結果が出るのはもっと早いかもしれません。

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注腸検査

注腸検査は肛門からバリウム(造影剤)と空気を注入して、レントゲンで撮影し、膨らんだ状態の腸を確認する検査です。

大腸内視鏡検査と同様に腸内の便を出し切る必要があるので、前日からの食事制限と当日の下剤の服用が伴います。

検査時は肛門からバリウムと造影剤、空気を注入するため、肛門に管を挿入します。

一応ゼリーのようなものを塗りますが、肛門の異物感が結構あります。

 

また、検査中に腸内にバリウムをいきわたらせるために、身体ごと右を向いたり、左を向いたり、体位変換をします。

空気注入するとおならをしたくなりますが、これも我慢しなくてはなりません。

 

撮影自体は通常のレントゲンと同じなので、結果も1時間程度で聞くことができます。

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MRI検査

MRI検査は専用の装置に人が入り、装置が回転しながら身体に電波をかけ、反射してきた信号を読み取ることで体内の断面画像を出力する検査です。

上述のCT検査に似たような検査装置ですが、こちらの方が装置内がかなり狭く、大きな音が鳴ります。

検査中はヘッドホンをして、装置の音を遮断します。

ちなみにヘッドホンには音楽(クラシック)が流れていました。

 

検査時間は20~30分程度とCT検査と比べると長いです。(CT検査は5分程度)

 

MRI検査の場合、骨や空気による画像への影響がないので、検査箇所によってはCT検査よりも正確に検査ができるようです。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

 

今回は私がこれまでに経験した検査の項目と内容を紹介しました。

かかる時間や結果の出るまでの時間などは病院によってや混み具合などによっても変わってくるとは思います。

 

検査を受けたときの記録を闘病記としてリンクを貼っていますので、見ていただければ当時の状況がわかるかと思います。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事があなたの役に立てれば幸いです。

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