【手術当日、手術後】
meganeさん
・・・meganeさん
気がつくとベッドに横になっていた。
看護師さんが起こしてくれたようだ。
見慣れない部屋だが、おそらくナースステーション脇の部屋だろう。
手術前の説明では、手術後はナースステーションの近くの部屋に戻ると聞いている。
どうやら無事に手術は終わったらしい。
ストーマがあった場所は・・・
あぁパウチがなくなっている。
そして、オムツをはいている。
ということは、大腸と肛門がつながっているはずだが・・・
特に便意はない。
まぁ、食事していないからそんなもんか。
わき腹の辺りが傷む。
さすがに手術のあとはキズが痛む。
直腸ガン切除のときほどの痛みではないが。
そういえば、直腸ガン切除のときは、目覚めた後、ひどい悪寒と発熱に見舞われたけど、今回は特になんもないな。
手術時間が前回よりも短かったはずだから、身体への影響も少ないのかな。
しばらくして、妻がやってきた。
心配そうな顔で、大丈夫かと聞いてきた。
私は、「前回より全然マシだ」と答えた。
妻はひとまず安心したような顔をしている。
今何時なのか気になったので、聞いてみる。
18時だということだった。
手術+麻酔から覚めるので、3時間くらいか。
主治医の想定どおりの時間で手術は終わったようだ。
10分位話していると、妻は出て行ってしまった。
コロナの影響で、術後すぐの見舞いは時間制限があると説明されたのを思い出した。
妻が帰ってしまうと、とたんに暇になってしまった。
しかし!
今回は前回の教訓を活かして、スマホを持ってきてもらった。
なので、多少は暇でも大丈夫。
とはいえ、そんなにスマホをいじる気分でもなく、手術後だからか身体がだるい感じがする。
早く回復するためにも、眠るのが一番かな。
というわけで、おやすみなさーい
【手術後翌日】
早朝に目を覚ました。
まだナースステーション脇の部屋にいる。
同室の患者さんはいないので、部屋には私1人。
静かで心地が良い。
とりあえず、暇なので、スマホを見る。
すると、妻からLINEメッセージが入っていた。
どうやら昨日、私の眼鏡を間違えて持って帰ってしまったらしい。
・・・確かに眼鏡がない。
眼鏡がないと視界がボンヤリする。
まぁまだ寝たきりだろうから、大丈夫だとは思う。
一応、眼鏡がなくてもスマホくらいは見えるし。
妻は午後に見舞いにくるらしい。
そのときに眼鏡も持ってくるとのこと。
とりあえず一安心。
あとtwitterで無事に手術が終わったことを報告しておこう。
フォロワーさんたちは闘病記を始めてからずっと応援・心配してくれている。
10時ごろ、看護師さんがやってきた。
安定してきたから元の病室に戻ります、とのこと。
あと、午後から歩く練習を始めるらしい。
まだ手術翌日なんですけど、早くない??
思ったより展開が早い。
2~3日くらいは安静かと思っていた。
割とすぐに回復して、退院できるのだろうか。
主治医が言うには2週間程度の入院ということだが。
なんだかあっというまに病室に戻ってきた。
まぁ、病室に戻ったといっても、スマホをいじるくらいしか、することも、できることもない。
しばらくすると、また看護師さんがやってきた。
今度は少し歩きましょうとのこと。
なんとかいけそうな感じはしたので、チャレンジしてみることにした。
いや~、痛いよ。
さすがに手術翌日だからね。
まず起き上がるのが痛い。
痛み止めが効いているはずだが、痛いものは痛い。
腹筋があんまり使えないので、ベッドのリクライニングと手すりを頼りに起き上がる。
痛みに耐えつつ、ベッドから立ち上がり、数歩歩いてみる。
おや、意外といけるようだ。
筋力はあまり落ちていないらしい。
ただ痛みにさえ耐えれば。
結局ゆっくりと100歩程度歩いて、今日は勘弁してもらった。
100歩歩ければ、トイレにはたどりつける。
ということで、明日にはカテーテルが外れるらしい。
やはり展開が早い。
午後になって、妻が見舞いにやってきた。
昨日持ち帰った眼鏡をたずさえて。
妻とは昨日今日あったことを話す。
病室戻れてよかったねーとか、もう歩いたの?とか。
そんな感じ。
妻は夕食の時間帯で帰った。
私はまだ食事できないので、一人で食べるのも微妙らしい。
今日は病室に戻って、歩く練習をして、妻の話し相手をした。
手術後は傷口の回復に体力を使うせいか、疲れやすい。
というわけで、今日も早めに寝よう。
おやすみなさーい。
【続く】
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