退院当日。退院のこと、先生知らないの?|久々に家へ帰宅(手術後12日目)【ガン闘病記】

退院当日

今日は待ちに待った退院の日。

病室内を片付けて、会計して帰るだけだ。

 

いつも通り朝の散歩をしていたら、ナースステーションの脇で体重計を見つけた。

試しに計ってみると、入院前よりも5㎏程落ちている。

もともと痩せているので、10%くらい落ちたことになる。

退院して、体力と共に体重も戻していかないと。

 

主治医は私がいつ退院か知らない

午前中、主治医の回診があった。

これで入院中は最後になるかな。

 

なぜか主治医から

いつ退院しようと考えているか決まりましたか?

と聞かれた。

どうやら主治医は私の退院日を知らないようだ・・・

今日だよ!!

 

今日退院することを主治医に伝えると、とても驚いていた。

パウチ交換の練習をもう少しやってから退院すると思っていたらしい。

確かに練習回数は少ないけど、家でやるから大丈夫。

 

しかし、一体、病院内の情報伝達はどうなっているのか・・・

前にも情報伝達の不備があった気がする。

看護師同士も医師とも連絡がうまく出来ていないらしい。

 

退院の準備をする

さて退院の準備をしよう。

退院前に看護師さんから説明がある。

薬の引き渡しと説明、今後の通院予定などを説明してもらった。

 

通院は通常の診察のほか、ストーマ外来というのがあるらしい。

ストーマ認定看護師の方の診察らしい。

ストーマのことで何か相談事があれば、ストーマ外来で対応してくれるようだ。

 

退院手続き・・・あの人が待っていた??

病院側で会計の準備ができたということで、退院手続きの時間になった。

入退院受付に向かう。

 

受付前には同室だったSさんがいた。

実は同じ日に退院だった。

「退院か?」と話しかけられた。

 

Sさんとは手術後に話しかけられてからはほぼ毎日談話していた。

自衛隊の話、これまでの手術の話、自分家の庭の話・・・いろいろ聞かされた(笑)

ぶっきらぼうだったが、良い人だったと思う。

「これからも頑張れよ」と言われたので、「そちらも頑張って」と返した。

年齢こそ50歳近く離れているが、闘病仲間ということで仲良くなれたと思う。

 

今思うとSさんは入退院受付の前で私を待っていたんじゃないかと思う。

入退院受付前にはベンチがあって、Sさん含め家族とそこに座っていた。

Sさんは80歳を超えているが毎日1万歩歩けるくらい体力もある。

 

退院受付の前で休憩と考えるのはちょっと不自然な気がした。

私に挨拶をしたかった?

考えすぎかな。

 

祝・退院!

ようやく退院できた。

入院してから15日、手術してから12日で退院できた。

これは結構早いほうでは??

初手術なので、わからないが。

 

とはいえ、体力が落ちていることは実感としてあるので、これからは体力回復に努めねば。

ストーマとも仲良くして、良い日常になるように頑張ろう。

 

次回の診察は3週間後だ。

そのころには手術で切除したリンパ節の病理検査も終わるだろう。

結果次第では抗がん剤をやることになる。

 

退院直後の状況は以下の通り。

  • 力を入れると創が痛む。
  • 右足に力が入らない。しびれている。
  • 少し歩くと疲れる。
  • 手術前より小食になった。
  • 体重が5㎏程落ちた

とりあえず、ここからスタート。

一つずつ改善していけるように頑張る。

 

家に帰宅、ただいま

車を30分ほど走らせ、ようやく家についた。

久々の自宅だ。

 

玄関を開けると、うちの猫さんが迎えてくれる。

どうやら飼い主を忘れてはいなさそうだ。

よかった。

 

一服したあと、母親と会社に退院したことを連絡した。

しばらくは自宅療養で、体力回復に専念だな。

家の近くを散歩するのを日課にしよう。

 

【続く】

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