いざ食事しようと思ったときに、これ食べても大丈夫かな？と思うことがありますよね。
今回はこんなお悩みに対する、私(イレオストミー)の経験を踏まえた考えをお話していきます。
結論
基本的には、何を食べても大丈夫。
ただし、主治医からの食事制限があれば、それに従うこと。
これ食べて大丈夫かなぁ？
手術直後は入院しているので、基本的に病院食。
最初は白湯みたいなものからスタートして、おかゆにレベルアップ。
退院間際では通常の病院食になっていることと思います。
このように入院中は食事をコントロールしてもらっているので、特に気にすることなく食べてしまってよいですね。
しかし、退院すると食事を自分(あるいは家族)が作ることになりますね。
外食することもありますね。
いざ食事しようと思ったときに、
「これ食べても大丈夫かなぁ？」
と思うことがあります。
そんなときは、まずは主治医の言葉を思い出しましょう。
××はダメ、○○は良いよ
何か指示があれば従いましょう。
ただ、主治医の指示はそこまで詳しくないと思います。
すべての食材について、主治医が指示することは難しいためです。
じゃあ、どうしたらよいでしょうか。
とりあえず少量食べてみる
私の考えとしては、「とりあえず食べてみよう」です。
ただし、最初は「少量」からです。
また、良く噛むことを意識しましょう。
「少量」とした理由は、
極端に消化が悪い食材をたくさん食べた場合、ストーマが詰まる、
いわゆる閉塞という状態を発生させる場合があるためです。
「少量を良く噛んで食べる」なら、閉塞のリスクは少ないかなと思います。
ただし、絶対安全ということではないので、
下痢や吐き気、など異常があったときはすぐに主治医または看護師に連絡しましょう。
少し食べてみたら、排泄物を確認してみましょう。
あなたの排泄タイミングはどのくらいでしょうか。食後3～4時間でしょうか。
そのときの排泄物のやわらかさはどのくらいが自分の理想でしょうか。
固めが良い人、ゆるめが良い人、いろいろあると思います。
日々チェックしてみましょう。
ちなみに個人的には固めが良いです。
トイレでの処理回数が減るし、処理自体もしやすいからですね。
通常の生活の中で、食べて、排泄してを繰り返していくことで、食材との相性が見えてきます。
食材との相性がある
看護師さんのお話や私の経験を合わせて考えると、
「食材による排泄物への影響は、人によって相性がある」と思います。
ストーマの人は食べたものによる影響が排泄物に出やすいと思います。
例えば、私の場合は、キャベツを食べると排泄物が固めになるとか、ラーメンを食べると緩めになるとか。キノコ類はそのまま出てくるとか。
この話を看護師さんにしたら、
meganeさんはそうなんですねー
とか
他の患者さんはリンゴが良いって言ってましたよー
とか、言われました。
食材全体で見たら、ある程度傾向はあるのでしょうが、実際の消化具合は人によると思います。
「とりあえず食べてみる」を続けると、どの食材が自分に合っているのかが、なんとなくわかるようになってきます。
食べても大丈夫な食材がわかってくれば、料理の自由度も上がりますし、外食での不安も軽減されると思います。
普段から意識して、食材との相性を考えておくことで、美味しい料理を安心して食べ、健康に過ごしましょう。
それでは、良きストーマライフを！
おまけ 私の場合の相性
最後にちょっとおまけです。
私の場合の食材の相性をいくつか紹介します。
相性が良い(排泄物が固くなりやすい)
1.キャベツ
私的相性No.1。
調理しやすい、バリエーション多い、食べやすい、入手しやすい、など良いことづくめな食材。
キャベツの千切りをしょっちゅう食べます。
特にストーマパウチの交換日などは意識して摂るようにしています。
2.リンゴ
おやつやデザートとして食べやすい食材です。
旬を考えなければ、年中入手できますし、美味しいですよね。
3.根菜類
にんじんやごぼうは相性良いですね。同じ根菜類でも大根や玉ねぎなどは相性普通です。
逆にジャガイモなんかは相性悪いです。
相性が悪い(排泄物がゆるくなりやすい)
1.海草類
海藻類は今のところ相性最悪ですね。
ワカメや海苔などはドロドロの排泄物になって、出てきます。
ゆるいだけなら良いのですが、べたつく傾向にあるので、トイレでの処理もしづらく、厄介です。
2.麺類
ラーメンやうどんなどがこれに当たります。
個人的にラーメン大好きなので、ちょっとつらいです。
とはいえ、ストーマパウチ交換の日でなければ、気にせず食べてます。
3.パン
私の朝食はほぼパンです。
ですが、相性はあまりよくないです。
炭水化物系が相性よくない気がしてます。
以上、おまけでした！
ここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事があなたの支えになれば幸いです。
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