こんにちは、meganeです。
meganeはストーマ閉鎖手術後に腹膜炎になりました。
腹膜炎になった原因が癒着であると主治医に説明されました。
ではこの癒着とはなんでしょうか。
実際に体験した話を交えて、お話しします。
こんな条件の人が記事を書いています
- 35歳
- 直腸ガン治療のため手術実施し、オストミーになる
- ストーマ閉鎖手術後、腹膜炎が発生し緊急手術実施
- 緊急手術後に腹膜炎の原因が癒着だったと説明される
癒着ってどんなもの?
まず癒着とは、ということなんですが、
手術した器官や組織が、手術後お互いにくっついてしまうことがあります。手術などにより損傷を受けた組織や臓器表面が、お互いに接触したまま組織の再形成が行われるために癒着が起こります。
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手術などで臓器が傷ついたりした場合に身体は自然治癒しようとします。
この自然治癒する際に、通常は離れている臓器同士がくっついてしまうこと、を癒着といっています。
meganeの場合は、ストーマ閉鎖手術を実施し、その後、腹膜炎が起きました。
腹膜炎が起きた原因を聞いてみると、meganeは過去に直腸ガンの手術を実施していますが、直腸ガンの手術の際に腸の一部が癒着したと考えられる、と主治医から説明されました。

meganeの受けた手術は腹腔鏡による手術でした。
腹腔鏡手術は開腹手術よりも癒着が起きづらいと主治医は言っていましたが、実際には癒着が起きています。
まぁ主治医は医療に絶対はないと言っていたので、万が一の低い確率でmeganeに起きてしまったのでしょう。
癒着が起きるとどうなるの?
では癒着が起きたらどうなるのでしょう。
腸があらゆる臓器や腹部の内側の壁に「癒着」することで、腸の内容物がうまく通過することができなくなり、腹痛、吐き気、嘔吐、腹部の張りの原因になります。悪化すれば炎症が強くなり熱が出たり、最悪の場合は腸が破裂して腹膜炎と呼ばれる状態となり、命にかかわることもあります。
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ということです。

実際にmeganeにもストーマ閉鎖手術後に吐き気や腹部の張りが発生していました。
主治医は「多少の張りは手術後にはよくあることだ」ということで、しばらく様子見をしていました。
しかし、腹部の痛みは増すばかりで、同時におなかは大きく膨れ上がってきました。
手術から数日経っても改善せず、状態は悪くなるばかりだったので、さすがに腸閉塞を疑い、イレウス管の挿入が実施されました。
腸閉塞だった場合は、小腸から胃にかけて食物が溜まってしまうので、イレウス管を挿入して腸の内容物を吸い出すということをします。

手術から1週間ほど経った後、イレウス管を挿入しても症状が改善しないため、CTスキャンを実施して、腹膜炎が発生したということがわかりました。
腹膜炎ということがわかった日の夜に緊急手術となりました。
緊急で手術をするのは、上記の通り、腹膜炎は命にかかわることがあるからです。
実際、腹膜炎の手術は手術後に輸血や昇圧剤などを使わなければならない大手術となり、meganeは死にかけました・・・
癒着が起きないようにするには?
そんな命にかかわる腹膜炎を引き起こす癒着が起きないようにするにはどうしたらよいでしょうか。
手術後、可能であれば、できるだけ早く床から離れて、軽く体を動かすようにしましょう。腸などの癒着防止に役立ちます。
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ということで、手術後できるだけ早いタイミングで歩きましょうと主治医に言われるのは癒着の予防のためなのです。
手術後の運動は体力や筋力の回復を早めたり、気分転換にもなります。
手術直後で手術の創が痛いのに、主治医にすぐに歩けと言われて、「ふざけんな!」と思ってましたが、それでも主治医が歩けというのはこういった理由からだったんですね。
ちなみに他には癒着を防止するための特殊なシートや薬も開発されているようです。
meganeが手術したときはmegane自身に知識がありませんでしたが、もしこれから手術をする方は主治医と相談して、手術時にこういった道具を使用してもらえれば、安心できますね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
おなかの手術をした場合、90%程度の確率で癒着が起きているといいます。
手術後の癒着を予防する意味でも、手術後の運動をできるだけ早いタイミングでできるように、頑張ってみませんか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事があなたの役に立てれば幸いです。
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