直腸ガン治療のための入院日数ってどのくらい?どんなことするの?

こんにちは、meganeです。

 

自分あるいは身近な人の入院が決まったとき、または入院が長引いてきたとき。

いったい治療にはどのくらいかかるのだろうと不安になるのではないかと思います。

 

今回は直腸ガン患者が治療のためにどのくらいの期間入院しているのか、またmeganeの治療ではどのくらい入院したのかをお話しします。

 

あくまでmeganeの実体験ですが、入院期間のイメージができ、少しでも不安が軽減できることを願います。

 

こんな人が記事を書いています

  • 35歳男
  • 直腸ガン摘出手術実施(腹腔鏡)
  • 抗ガン剤治療実施(半年)
  • ストーマ閉鎖手術実施、腹膜炎治療のための手術実施

 

全国の平均入院日数

さて、日本全国の患者さんが平均でどのくらい入院しているかということですが、

国立がん研究センターのデータによると

DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060035xx01000x結腸の悪性腫瘍 結腸切除術等 処置1なし 処置2なし 副傷病なし14313.0415.300.7066.55 
060040xx02000x直腸肛門の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 処置1なし 処置2なし 副傷病なし7312.8415.840.0059.71 
060040xx03xx0x直腸肛門の悪性腫瘍 直腸腫瘍摘出術等 副傷病なし4410.5512.950.0058.75 
060040xx0210xx直腸肛門の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 処置1:腸瘻、虫垂瘻造設術等 処置2なし3625.0025.090.0063.42 
060040xx99x00x結腸の悪性腫瘍 その他の手術 処置2なし199.328.825.2669.05
引用:平成30年度 国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 病院指標

ということです。

 

・・・

ちょっと言葉が難しくてわかりませんね。

一部解説します。

処置1、2

メインの手術と合わせて補助的な手術や化学療法等の処置が必要な場合に記載される内容。

副傷病

入院時に存在した傷病および入院後または入院期間中に発生した傷病のこと。

たとえば、持病として、てんかんをもっているとか、インフルエンザにかかっているときに入院したとか。

 

たとえば2行目の

直腸肛門の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 処置1なし 処置2なし 副傷病なし

であれば、

  • 直腸および肛門のガンを切除する手術
  • 補助的な手術なし、化学療法等もなし
  • 入院時に傷病なし
  • 入院後および入院期間中に傷病の発生なし

ということになります。

 

ちょっと話が反れました。

平均入院日数の話ですね。

 

meganeの場合は

  • 直腸ガンの手術のため入院した
  • 手術後は人工肛門になった
  • 入院時に持病や他の病気はない
  • 入院中に他の傷病は発生していない

なので、上記の表でいうと、

4行目の

直腸肛門の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 処置1:腸瘻、虫垂瘻造設術等 処置2なし

これにあたります。

ちなみに処置1が人工肛門造設術になります。

 

ということで、meganeの場合の平均入院日数(全国)は25日ということになりますね。

思ったより長いですね。

主治医からはだいたい2週間くらいで退院できると言われていたので、ちょっと長い感じがします。

まあ、全国の平均ですし、入院日数が短い処置や長くなってしまう処置もあるのでしょう。

 

ちなみに入院日は手術の数日前になります。

手術前の検査や食事制限などがある場合は、必要な日数分早く入院することになります。

特に何もない場合は前日の入院になるでしょう。

 

meganeの入院日数と入院期間での出来事

meganeの場合の平均入院日数(全国)は25日ということでしたが、実際はどうでしょうか。

 

実際の入院期間は16日間でした。

 

平均よりは早いは退院ですね。

ちなみに手術の3日前から入院しています。

なので、手術後は13日間で退院できたわけですね。

 

主治医の言う「2週間くらいで退院」とほぼ合致しました。

当然ですが、入院日数は病気の種類や治療方法によります。

meganeは腹腔鏡による手術だったので、開腹による手術よりも入院期間は短かったはずです。

 

 

では入院していた16日間どんな出来事があったか。

下のような感じでした。

入院日数出来事
1日目入院当日
13時に入院受付し、病室へ
夕方から主治医による手術内容の説明を受ける
2日目MRI検査を受ける
3日目麻酔の説明を受ける
お風呂のときにへその掃除をする
ストーマの暫定位置を決める
手術時に必要なもの(腹帯とかT字帯とかタオルとか)を看護師さんに渡す
昼以降は食事制限あり
4日目手術当日
9時から手術開始
手術後はしばらく記憶なし
5日目ナースステーション前の個室で経過観察
1時間おきくらいで、寝たり起きたりを繰り返していた
夜になって少しスマホをいじる余裕が出てきた
6日目歩く練習をするが80歩くらいしか歩けない
尿道カテーテルが外される
トイレまで歩いていけないので尿瓶で対応
初ストーマパウチの交換
7日目経過良好なので、大部屋に戻る
少し歩けるようになり、トイレに行けるようになる
食事ができるようになる(流動食からスタート)
レントゲン検査を受ける
8日目ドレーンと点滴が外れる
手術後初のお風呂
9日目少し元気になってきたので、病棟内を散歩する
10日目脱水症状で気分が悪くなる
腰回りがかゆくなってくる
11日目皮膚科を受診する
ストーマパウチ交換を初めて自分でやる
12日目ひたすら散歩し、徐々に歩数が増える
暇なので小説を読み漁る
家族が見舞いに来る
13日目病院内のドトールまで歩いていった(2000歩くらい)
14日目主治医から退院のタイミングを決めるように言われる
看護師さんに退院日の希望を告げ、退院日が決まる
15日目入院費の概算を出してもらう
暇すぎるので散歩したり、映画を観たりして過ごす
16日目退院当日
看護師さんから退院前の説明を受ける
会計をして退院

意外と毎日やることがあるように見えますが、1つ1つは大して時間がかからないので、暇です。

散歩、読書、ゲーム、おしゃべり・・・暇つぶしがあるといいですね。

まぁ、暇を持て余すようになれば、回復してきているということです。

 

入院期間中で印象的だったのは

  • 手術直後に高熱と悪寒でうなされたこと
  • 退院当日に主治医が退院日を知らなかったこと
  • やたらと同室のおじいさんに話しかけられたこと

ですね。

 

各日の詳細は闘病記になっていますので、お読みいただければと思います。

参考までに入院初日のリンクを置いておきます。

人生で初めての入院!準備と手続きをして、病棟を探索(入院初日 その1)【ガン闘病記】
人生初の入院。何を準備したらよいだろう。妻にも手伝ってもらいながら準備する。そして、病院へ入院。病室や病棟を散策することに。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

 

病気の種類や治療方法によって、入院期間は大きく変わると思います。

特別な問題がなければ、直腸ガンを治療する方はmeganeと同じくらいの入院期間になるでしょう。

もし不安なことがあれば、主治医に相談しましょう。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事があなたの役に立てれば幸いです。

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